大人と子供で違う!?性別や年齢で変わるADHDの症状とは?
「ADHDって症状が変わるの?」 「性別や年齢って関係あるの?」
近年、徐々に認知度が上がってきたADHDですが、みなさん自覚し始めたのはいつですか?
「ADHDかもしれないけど当てはまらないところもあるし微妙だなー」とか、思ってまだ、わからないなと思ってる人も多いと思います。
チェックリストなどセルフチェックである程度確認できますが、、
年齢や性別によって出現する症状は変わってきます!!
今回は、年齢や性別で変わる症状についてお話ししていきます。
今回の内容
・成長するにつれて変わる症状。
・男性と女性の症状の違い。
・もし辛かったら、、
⭐️成長するにつれて変わる症状
自分がADHDなのかセルフチェックする際にチェックリストの項目などに当てはめるのは、今の自分ですよね。
しかし、ADHDの症状は年齢によって変わってくるんです。なので、過去の自分のことをチェックすることで、自分がADHDなのか分かったりします。
さて、年齢によってどのように変わっていくのでしょうか?
🍖子供の頃は多動性が目立つ
ADHDの症状が出てくるようになるのは1歳ごろからと言われています。小さい頃は_ADHDの3つの特徴(不注意、多動性、衝動性)の中で、多動性、衝動性が目立ちます。
例として、、
・友達との喧嘩が多い。
・授業中に思ったことをすぐに声に出してしまう。
・すぐ迷子になってしまう。
・高いところに登りたがる。
・授業中に席を立ってしまう
このように、多動性と衝動性が目立つので、自分が思ったことやしたいことを場の空気などを考えずに、そのまま行ってしまいます。
🍖小学校高学年から徐々に多動性は減っていく
低学年の頃目立っていた多動性も年齢が上がるごとに落ち着いていきます。
でも、多動性が落ち着いても不注意の症状はなくならないので、多動性が落ち着いた分、目立ってきます。(もちろん、低学年までの時も、不注意の症状はあります。)
不注意の特徴として、、、
・物を忘れたりなくしたりすることが多い。
・注意散漫になる。
・マルチタスクが苦手。
・ケアレスミスが多い。
・約束の時間に遅れたり忘れてしまっていたりする。
このように、集中力を保つのが難しいので凡ミスなどが多くなってしまいます。
🍖大人になると
大人になると多動性や衝動性はほとんどなくなっていきます。
しかし、高学年からの時と同じく多動性がなくなった分不注意が目立ってきます。
不注意の症状は高学年の時と同じですが、大人になると仕事が始まる分ケアレスミスが仕事の進捗に関わってくるため、さらに目立ってきます。
🍖大人でも、、、
成長しても多動性、衝動性が残るケースもあります。
その例として、、、
・思ったことをすぐに言ってしまう。
・考える前に行動する。
・落ち着きがなく、それが貧乏ゆすりなどに出る。
小さい頃ほどではありませんが、このように多動性や衝動性が残る場合もあります。
⭐️男性と女性の症状の違い。
これまでは、年齢による症状の違いを書いてきましたが、実は男性と女性でも出てくる症状は少し変わってきます。
実は、先ほどまで書いた症状は男性の物です。
実は女性は、、、
不注意のみが目立つ場合がほとんどです!
そうなんです。実は女性のADHDには多動性や衝動性はほとんどみられません。
なので、多動性からなる友達とのトラブルなどはなく、男性と比べて発見が遅くなりがちです。しかし男性同様、不注意の症状はあるので大人になって仕事での悩みが多くなってきます。
さらに、女性は男性と比べて家事や子育てなどする機会が多いため、マルチタスクが苦手なADHDの主婦さんなどは、家事も困難になってくる場合が多いです。
⭐️もし辛かったら、、、
ADHDは障害のため、病気とは違うので、ADHDだからと言って必ず病院を受診しなければいけないということではありません。
しかし、ADHDで辛い思いをすることも多いと思います。もし辛くなった時相談できる場所をご紹介するので、耐えられなくなる前に、是非相談してみてください。
1. 担任の先生やスクールカウンセラー
子供で、ADHDとわかって、1人で辛い場合は担任やスクールカウンセラーの先生に相談するのもいい手です。
先生というのは、今までたくさんの生徒をみてきているので、少し人と違くて困っているところを理解してくれます。(人にもよりますが、、)
場合によってはスクールカウンセラーの先生を紹介してくれたりするので、お子さんで困っている方は相談してみてください!
2. 自治体の福祉担当窓口に行ってみる。
あまり知られていませんが、各自治体の福祉担当窓口に相談しにいくというのもいい手だと思います。
この窓口は、状況に応じて相談機関や医療機関を紹介してくれるので困ったら一度行ってみてください!
3. 病院に行ってみる。
困ったり辛いことがあったら病院に行ってみましょう。相談にも乗ってくれますし、
コンサータなどの薬を処方してくれたりします。必ず行かなければということではありませんが、辛くて耐えられないようなことがあったら行ってみてください!
いかがでしたか?ADHDに関してチェクリストなどの様々な確認方法がありますが、大人になると多動性や衝動性などがなくなってきたりするので、自分の年齢や性別にあわせて確認してみてください。
また、どうしても辛くなったら、相談機関や医療機関など力になってくれる場所はたくさんあるので、1人で抱え込みすぎずに是非相談してみてくださいね!
⭐️これからもADHD(グレーゾーン)HSPについて書いていきます